世界の果てまで行かなくても、絶景はあるんじゃないかQ!
そんな想いでスタートした新シリーズ「ご近所絶景を調査せよ!」がはじまりました。どーもどーも。わっしょーい!!
記念すべき第1回目のテーマはずばり「富士宮にある海!」。
うっすらと透けてみえる正体を、イメージしないように気をつけてご覧ください!!
目的地は「富士山 富士宮口5合目」!
富士宮は「登山道入口交差点」から、国道180号線を車で約50分の「富士山 富士宮口5合目」を目指します。イッテQを見ているあいだに到着しちゃう距離。
富士山に登るわけではないので、短パン+ポロシャツというコンビニスタイルで出かける。
いざ!富士山に向けて出発!!
交差点を曲がると、正面に富士山。ちなみに静岡県外の人にとっては、この大きさの富士山は既に絶景であろう。
しかし「海」を探すのに、富士山に向かうというのは、どういうことなのか。謎は深まるばかり!深まるばかりなのであります!
そう!もはや強めの語尾でごまかすしかないのであります!!
情報によると、ここから先はコンビニはないらしい。霊峰富士が便利であってはならないのだ。買い出しがあればここで済ませよう。
ここから本格的な登山道に入っていく。左に曲がれば美味しいソフトクリームが、右に曲がればつけナポリタンが!誘惑をふりきって直進!
そしていよいよ登山道へ!!
涼しげな林を走り抜ける
窓から入る風が気持ちいい
ちょっと開けたな…と思ったら…
まさかの富士市に突入!!(その後、富士宮市に戻る)
まさかの自転車と遭遇!!現代の修験者だろうか…。
林を抜けるとそこには!
出発して30分を越えたころ、おもむろに空が見えてきた。
うすく、もやのかかったような空。気温も、涼しいを通り越して肌寒いくらいだ。
これ、もや…というか…
ふと横をみると
ぎゃあーーー!!軽いネタバレきたーーー!!
気を取りなおして改めて向かう
標高も2,000mで路駐している…。トイレか殺人かのどちらかだろう。
いよいよ、目的地に近づいてきた。
それにしても、いつも遠くから見ている富士山とはまったく違う。「恋愛と結婚は、別物なんやで」そう諭しているのだろうか。
ついに目的地「富士山 富士宮口5合目」に到着!
ついに到着!出発からちょうど50分。残暑厳しい9月にも関わらず、気温はなんと4℃。
標高2,400mの駐車場。まさに天空の駐車場ラピュタである。「パズー……私…(車庫入れが)怖いの…。」
標高2,400mのタクシー乗降場。天空のタクシー乗降場ラピュタである。「(タクシーで)父さんの行った道だ!(タクシーで)父さんは帰ってきたよ!」
あれ?
いやまて…我々は、「海」を探しに来たのだった。
こんなところに「海」があるのだろうか。うーん…。
うーん…「海」…なんかあるわけないけど。
うーん…「海」…ねぇ…。
うーん…海…。
うーん海(雲海)が広がっていました!!
右どーーん!!
左どーーん!!
センターどーーん!!
まとめ
- 片道1時間弱で、雲海を見ることができた(気象条件による)
- 御殿場からも1時間ぐらい。三島からでも1.5時間ぐらいで到着できる
- 雲海が見やすい時間は、明け方〜AM9時ごろらしい(湿度が必要だからだとか)
- 標高2,400mなので気圧の変化がある。体調と相談しながら訪れよう
- オンシーズンは、マイカー規制などがあるので注意しよう
- ノリで富士登山はとても危険。ダメゼッタイ!
- 他の誰のものでもない我々の富士山!ゴミは必ず持ち帰ろう
「その気になれば、すぐ絶景を望める幸せ」を静岡県東部の皆さんにお届けする新シリーズ。いかがだったろうか。
決して「うーん…海!」を、言いたかっただけの企画ではないことは声を大にして言っておきたい。
おまけ①:売店&食堂を探検
富士宮口5合目にたたずむ唯一の施設に入ってみた。
「食堂」という名の食堂
クラフトアートで描かれた文字は、まさかの「食堂」。
おなじみの登山杖
「杖では心もとない」という方に向けてか木刀も売っている。お子様用にオモチャ日本刀も完備。
パンパンになっているお菓子
気圧の関係でパンパンになっているお菓子。逆にパンはふくらんでいない
偽装問題をはらむ開運しゃもじ
「頂上」って書いてある
レトロな雰囲気のメダルコーナー
もはやアートの香りすらするメダルコーナー
時代に逆行した体罰アイテム
「この棒で根性をたたきこめ」の下に「家内安全」というワードが光る、とてもカオスな逸品。登山中に活躍しそうな気もする。
かと思えば絵師さん的5合目アイテムも
イット先生が登場した。英語で書くとMr.ITかな。
おまけ②:バスも出てる
新富士駅からもバスが出ているので、その気になれば東京や名古屋からも来れそう。ただ雲海を見るには、到着が少し遅いかもしれない。
さいごに1枚
さぁ、思い立ったが吉日!絶景を見にいこう!!